2017年06月14日
十方山へ単独行
数日前に約10年使用した登山靴に別れを告げ、
新しい靴をゲットした。
本来なら近場の里山あたりで慣らしをするべき
だが、なんと無謀にも広島屈指のしんどい山、
十方山に来てしまった。
まずは吉和インターを降りて、懐かしき吉和冠山の
秀麗な外観に数分見惚れてしまった。
Sakimoriは、基本的には単独登山者。
一人で山に入る緊張感がたまらんのでございます。
写真の冠山もかなり懐が深い山で、ラジオの電波も
届かなかったので、正直おっかなかったなぁ。
さて女鹿平スキー場を左手に過ぎた後、車道は極端にせまくなります。
クネクネ道を不安いっぱいで暫く行くと、十方山登山口に到着。
なんと、既に9時を過ぎているのに車は0台。
えぇ、、まじか、、
この深い山に俺一人かよ〜、、
人気の山なのに珍しい。
まあ良いだろう!こうなりゃ十方山を独り占め!
新しい靴の紐に気合いを込め、地形図に
コンパスをセットしたら、さあ出発だ。
鬱蒼とした登山口から突入。
今日は鈴を持ってこなかったので、定期的に
ホイッスルで人工的な音を出す。
とか何とか言いながら、ついついホーホケキョとか
やってしまう。
久々の登山ということもあり、丁寧に読図しながら
慎重に歩を進める。
正直地形を読む感も鈍ってるだろうから、ある
スマホのアプリを用意した。
それは、Geographica というアプリだ。
無料だけどなかなか使えると思う。
ところがどっこい!
山は久しぶりだが、地形図の本をちょくちょく読ん
でいたからであろうか?
以前よりも正確に地形を読み取れた。
アプリのお世話にならなくても、自分の位置をほぼ
認識しながら登れたのです。これは嬉しい。
でも、もしガチで迷ってしまた時は、頼りになる
アプリだと思います。
名もなきピークを登りつめる前に、確認の意味で
アプリを立ち上げて確認したが、自分の認識とアプリが指す現在地は、どんぴしゃだった。
そしてその小ピークに到達すると、そこは5合目
だった。
ここで小休憩。
水を飲んだら、本当にうまかった。
これから向かう頂上が見えた。
まだまだ5合目だ、、
地形図上で、コンパスの矢印が現地である。
5合目を過ぎると、一気に下り始める。
100mぐらい下った様に思えたな。気のせいかな?
かと思いきや、次はひ〜ひ〜言いながら登り返し
ます。ですよねー、、、
登り返すと道は緩やかになり、足元は熊笹が多く
なってきた。
最後の急登を登ると、一気に視界が開けた。
森林限界なので、高い木がなくなった。
眼下の山々を思わずパチリ。
あの山頂目指して登ります。
結構遠いんだよなぁ。
そしてとうとう十方山山頂に到着です。
所要時間は2時間20分。地形図を分析しながら
登ったから結構かかった。
駐車場で独りぼっちを悟ってはいたが、
やっぱ誰もいない。
この山は色んなルートがあるから、山頂に行けば
1人ぐらいいるかと思ったが、見事にいない、、
まさに独り占め!
人気の山なのに珍しいよな。
十方山、その名の通り素晴らしい景色だ。
秀麗な姿、吉和冠山。
懐かしなあ。
あのころはまだ読図に自信が持てず、ラジオの電波
も入らず心細かった。
とても懐が深い山なので、初心者の単独入山は、あまりお薦めできないです。
次に大好きな白木山方面。
白木山は、登れば登るほど自信のつく山。
標高差は広島県内で第1位です。
ここに登れれば、どこでも登れるんじゃないかな?
と思うぐらい。
迷うような所は無く、ただひたすら急登を登り続ける、というイメージです。
トレーニングの山と呼ばれているが、山頂からの眺めは最高だ。
こちらは瀬戸内海。
宮島弥山方向かな?まだロープウェイでしか登った
ことが無い。
さて今日の飯は、
おにぎり2個、カレーパン、カップヌードル
そして食後のコーヒー。
いつもスーパーカブ110でのラーツーで活躍する
ストーブとクッカー。今日が山デビュー!
山であったかいラーメンは、やっぱり美味かった。
ラーメン食ってると、2機の戦闘機が爆音と共に
頭上を通り過ぎる。
こんなとこて1人ラーメン食ってるとも知らずに。
んけけけけけ、、、
あったかいコーヒーも飲み終え、早々に下山準備
にとりかかる。
十方山は、ルートがいくつかあるので、山頂に分岐
があります。
看板があるので大丈夫だけど、もし濃霧などで視界
が悪い時は気をつけた方が良いだろう。
日頃から地形図とコンパスで進行すべき方向を確認
する習慣を身に付けたいものですね。
あっちやね。
登りに比べ、下山の時は地形図をあまり頻繁に見な
くなる。
疲労と緊張感が弱まっているからか?
偉そうに読図の事をいっているが、どうも下りの
時はイメージが湧きにくい。
事前に登りのシミュレーションはやるけど、下りの
シミュレーションは、滅多やらないからな、、
よし、今後の課題やね。
道迷いもアクシデントも、下山の時に起こる確率が高いのだ。
今日の下りは膝にくるなぁ、、
やっぱブランクの影響はでかいね。
やっと無事に駐車場に着きました。
もちろん車はSakimoriのだけ。
いや〜十方山しんどかったなぁ
それ以上に楽しかった〜!
今思うと、結構きわどい道がたくさんあったな。
とくに尾根を巻く細い道が多い。
場所によっては足を滑らすととても危険な個所が
いくつもあります。
初心者の単独入山はあまりお薦めできません。
万全の準備で楽しい登山を!
時々たまらなく山に登りたくなる。
おっかない思いもしたことあるが、また行きたく
なる。
もしかして野生の本能なのか?
時には野生の本能を研ぎ澄ます時間も、必要だと
思うSakimoriであった。
-END-
新しい靴をゲットした。
本来なら近場の里山あたりで慣らしをするべき
だが、なんと無謀にも広島屈指のしんどい山、
十方山に来てしまった。
まずは吉和インターを降りて、懐かしき吉和冠山の
秀麗な外観に数分見惚れてしまった。
Sakimoriは、基本的には単独登山者。
一人で山に入る緊張感がたまらんのでございます。
写真の冠山もかなり懐が深い山で、ラジオの電波も
届かなかったので、正直おっかなかったなぁ。
さて女鹿平スキー場を左手に過ぎた後、車道は極端にせまくなります。
クネクネ道を不安いっぱいで暫く行くと、十方山登山口に到着。
なんと、既に9時を過ぎているのに車は0台。
えぇ、、まじか、、
この深い山に俺一人かよ〜、、
人気の山なのに珍しい。
まあ良いだろう!こうなりゃ十方山を独り占め!
新しい靴の紐に気合いを込め、地形図に
コンパスをセットしたら、さあ出発だ。
鬱蒼とした登山口から突入。
今日は鈴を持ってこなかったので、定期的に
ホイッスルで人工的な音を出す。
とか何とか言いながら、ついついホーホケキョとか
やってしまう。
久々の登山ということもあり、丁寧に読図しながら
慎重に歩を進める。
正直地形を読む感も鈍ってるだろうから、ある
スマホのアプリを用意した。
それは、Geographica というアプリだ。
無料だけどなかなか使えると思う。
ところがどっこい!
山は久しぶりだが、地形図の本をちょくちょく読ん
でいたからであろうか?
以前よりも正確に地形を読み取れた。
アプリのお世話にならなくても、自分の位置をほぼ
認識しながら登れたのです。これは嬉しい。
でも、もしガチで迷ってしまた時は、頼りになる
アプリだと思います。
名もなきピークを登りつめる前に、確認の意味で
アプリを立ち上げて確認したが、自分の認識とアプリが指す現在地は、どんぴしゃだった。
そしてその小ピークに到達すると、そこは5合目
だった。
ここで小休憩。
水を飲んだら、本当にうまかった。
これから向かう頂上が見えた。
まだまだ5合目だ、、
地形図上で、コンパスの矢印が現地である。
5合目を過ぎると、一気に下り始める。
100mぐらい下った様に思えたな。気のせいかな?
かと思いきや、次はひ〜ひ〜言いながら登り返し
ます。ですよねー、、、
登り返すと道は緩やかになり、足元は熊笹が多く
なってきた。
最後の急登を登ると、一気に視界が開けた。
森林限界なので、高い木がなくなった。
眼下の山々を思わずパチリ。
あの山頂目指して登ります。
結構遠いんだよなぁ。
そしてとうとう十方山山頂に到着です。
所要時間は2時間20分。地形図を分析しながら
登ったから結構かかった。
駐車場で独りぼっちを悟ってはいたが、
やっぱ誰もいない。
この山は色んなルートがあるから、山頂に行けば
1人ぐらいいるかと思ったが、見事にいない、、
まさに独り占め!
人気の山なのに珍しいよな。
十方山、その名の通り素晴らしい景色だ。
秀麗な姿、吉和冠山。
懐かしなあ。
あのころはまだ読図に自信が持てず、ラジオの電波
も入らず心細かった。
とても懐が深い山なので、初心者の単独入山は、あまりお薦めできないです。
次に大好きな白木山方面。
白木山は、登れば登るほど自信のつく山。
標高差は広島県内で第1位です。
ここに登れれば、どこでも登れるんじゃないかな?
と思うぐらい。
迷うような所は無く、ただひたすら急登を登り続ける、というイメージです。
トレーニングの山と呼ばれているが、山頂からの眺めは最高だ。
こちらは瀬戸内海。
宮島弥山方向かな?まだロープウェイでしか登った
ことが無い。
さて今日の飯は、
おにぎり2個、カレーパン、カップヌードル
そして食後のコーヒー。
いつもスーパーカブ110でのラーツーで活躍する
ストーブとクッカー。今日が山デビュー!
山であったかいラーメンは、やっぱり美味かった。
ラーメン食ってると、2機の戦闘機が爆音と共に
頭上を通り過ぎる。
こんなとこて1人ラーメン食ってるとも知らずに。
んけけけけけ、、、
あったかいコーヒーも飲み終え、早々に下山準備
にとりかかる。
十方山は、ルートがいくつかあるので、山頂に分岐
があります。
看板があるので大丈夫だけど、もし濃霧などで視界
が悪い時は気をつけた方が良いだろう。
日頃から地形図とコンパスで進行すべき方向を確認
する習慣を身に付けたいものですね。
あっちやね。
登りに比べ、下山の時は地形図をあまり頻繁に見な
くなる。
疲労と緊張感が弱まっているからか?
偉そうに読図の事をいっているが、どうも下りの
時はイメージが湧きにくい。
事前に登りのシミュレーションはやるけど、下りの
シミュレーションは、滅多やらないからな、、
よし、今後の課題やね。
道迷いもアクシデントも、下山の時に起こる確率が高いのだ。
今日の下りは膝にくるなぁ、、
やっぱブランクの影響はでかいね。
やっと無事に駐車場に着きました。
もちろん車はSakimoriのだけ。
いや〜十方山しんどかったなぁ
それ以上に楽しかった〜!
今思うと、結構きわどい道がたくさんあったな。
とくに尾根を巻く細い道が多い。
場所によっては足を滑らすととても危険な個所が
いくつもあります。
初心者の単独入山はあまりお薦めできません。
万全の準備で楽しい登山を!
時々たまらなく山に登りたくなる。
おっかない思いもしたことあるが、また行きたく
なる。
もしかして野生の本能なのか?
時には野生の本能を研ぎ澄ます時間も、必要だと
思うSakimoriであった。
-END-
Posted by sakimori at 12:30│Comments(0)
│登山
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