2012年10月09日
歴代ナイフ(その二)
歴代ナイフ(その二)を紹介します。
前回は④までだったので今回は⑤からです。
よろしくどうぞ
⑤【COLT】3 1/2インチセミスキナー 刃長:9㎝

歴代ナイフ(その一)で、日本のカスタムナイフメーカーの相田義人氏の話をしましたがCOLTもやはり相田氏がデザインした物です。
製作自体はお弟子さん達がやっています。
写真で見ると結構大型のナイフに見えますが、実際は手のひらにすっぽり収まる程度の大きさです。

このぐらいのサイズがもっともナイフとしての実力『汎用性』を発揮出来ると思う。
これ以上大きくなると逆に使いづらく、また邪魔になる可能性が高くなります。あくまでも僕個人の意見ですけどね。
シース(鞘)もしっかりしていてナイフをすっぽり包んでくれます。
逆さにして振っても、そう簡単にナイフが抜け落ちるようなことはありません。
このナイフは日帰り登山や管理されたキャンプ場では最近あまり活躍しなくなりました。。
まず日帰り登山で刃物を使うシーンからするとちょっとオーバーサイズかなと思うので最近は持って行かなくなりました。
またキャンプ場では料理の時にもっとも刃物を使いますが、車に包丁を積んで行くのでそれを使います。特化した道具の方が使い易いに決まってますね。
僕がこのCOLTを 必ず持っていくのは、山奥でテント泊をする時です。これが楽しくて楽しくて。
山奥にそれぞれに特化した道具(包丁、ハサミ、、etc)を持っていくわけにはいきませんね。
だからなるべく多くのことを最小限の道具でこなさねばなりません。
それに最も答えてくれるのがこのナイフ❗️
木を削ることもあれば料理を混ぜたり、それを口に運んだり、山菜摘んだり。
緊急事態の時は穴を掘ったりもしました。
ここで言う緊急事態とは、、、
野グ〇です。はい・・・(;´д`)
ということで、愛着と信頼と冷汗がしみ込んだ一本です。ガンガン仕事をこなしてくれて、しかも美しいからたまりませんなぁ。
⑥【ウェンガー】ソルジャー 刃長:7㎝

日帰り登山、魚釣り、キャンプ、旅行、、、etc
僕が最も長い時間を共にしたと言えるナイフ。
ウェンガーがスイス軍に正式支給しているモデル、それがこのソルジャー。
同じスイスの有名メーカーであるビクトリノックス社も、全く同じモデルを製作しスイス軍に支給しています。
この類のナイフをひっくるめて『アーミーナイフ』と呼ぶことがありますが、それはこのソルジャーから来てるのです。
ウェンガーやビクトリノックスと言えばボディーが樹脂製の赤や青色のものを良く見かけますが、ソルジャーはボディーがアルミ製でずっしりと存在感のある一本です。
また、ナイフについてるロゴマークは、ソルジャーに限ってはウェンガーではなく、スイス軍のロゴマークになってます。
このようなツールナイフはさまざまな道具が付いていますが、ソルジャーはシンプルな4丁出し。

ナイフ、缶切り、栓抜き(頭は-ドライバー)、リーマー(穴あけ)の機能がありますが僕が実際によく使うのはナイフが一番多いです。
現在の日本では缶切りも栓抜きもあまり必要なくなりましたね。
でもこれが海外旅行などに行くと、場所によっては必携になることが多いのです。
個人的には缶切りの部分は夏ミカンの皮むきに最適かとww
あとリーマーは、ほどけなくなったロープをほどくときに良く使います。
大きさは右の写真でわかるとおり、ライターより一回り大きいぐらいです。
どこにでも持っていくパートナー。 一生ものです。
余談ですが2008年にソルジャーはフルモデルチェンジしています。
でも僕個人としては、今持ってるソルジャーが好きだな。
⑦【ビクトリノックス】スーベニア 刃長:大 5.5cm 小 3cm

2か月ほど前に手に入れたおNEWです。
ナイフを買うのは10年ぶりぐらいかも・・・
値段は1500円程度とお手頃です。
このスーベニアはビクトリノックスの中で最もシンプル、軽量モデル。
大小のブレード2枚のみです。
いっけん見た目がソルジャーに似てなくもないですがいますが、一回り小さく、重量もソルジャーが約70gに対し、スーベニアは約20g。
薄さを比較すれば一目瞭然ですね。

紐を通して首にかけていても違和感がありません。
小さいですが、普通の登山ならこれぐらいのサイズがちょうどいいと思います。
とにかく軽いです。
小さいからと侮るなかれ
皆さん女性登山家の田部井淳子さんをご存知じですか?
女性では世界初のエベレスト登頂、同じく女性世界初の7大陸の最高峰登頂。
僕なんかからすれば、怪物級にすごい有名な登山家です。
(先日うちの近所に講演会にいらっしゃったので もちろん行きました)
ある雑誌か本かの取材で
「世界的に難度の高い山に遠征する時、どのようなナイフを携行するか」
との問いに対し、田部井さんは、、
「ビクトリノックスのスーベニア」と答えました。ヽ(゚Д゚)ノ
世界の高峰に挑むアルピニストのナイフと聞けば、ごっつい感じのシースナイフ?
と妄想してしまいますが、
偉大なアルピニストが必携としたのは、ビクトリノックスの中で最もシンプル、軽量
なスーベニアだったのです。
通販で1500円程度です。
テント泊中、雪崩に遭ったときにすぐ使用できなかったなどの実例があり、それ
以降 山ではこの使いやすいスーベニアを24時間首から下げているそうです。
そして隊員達にもそれを義務付けていたそうですよ。
ナイフでご飯も食べればコーヒーなどを混ぜるのにも使うそうです。
とにかく田部井さんがもっとも重視するのは、軽さ・シンプル・操作性・だそうです。
僕も山での雪中テント泊は大好きだけど、安全な平面を選り好んでテント設置する
ので雪崩の心配はありません(;´д`)
田部井さん達は偉大なてっぺんを目指す過程で、やむを得ず露営するのでしょうが
僕は大自然の中で、少しの物音にもビクつきながら恐怖の一夜を過ごすのが好きなだけの ただのM男くんなのです。(;´д`)
ということで僕が今まで、そしてこれからも使うであろうナイフ達は以上になります。
長々となりましたが、読んでくださった方々 どうもありがとう!
使っては研ぎ、また使っては研ぐ
父親の影響で道具としてのナイフの素晴らしさを知りました。
愛着ある素晴らしい道具を手にすることは
それだけで人生を少しだけ豊かにしてくれる
そんな気がする僕は、ちょっと大げさでしょうか。
-END-
【皆さん】
日本には銃刀法という法律がありますので刃物の
携帯にはくれぐれも気を付けてくださいね
またいつかそのことについても書きたいと思います
前回は④までだったので今回は⑤からです。
よろしくどうぞ
⑤【COLT】3 1/2インチセミスキナー 刃長:9㎝


歴代ナイフ(その一)で、日本のカスタムナイフメーカーの相田義人氏の話をしましたがCOLTもやはり相田氏がデザインした物です。
製作自体はお弟子さん達がやっています。
写真で見ると結構大型のナイフに見えますが、実際は手のひらにすっぽり収まる程度の大きさです。
このぐらいのサイズがもっともナイフとしての実力『汎用性』を発揮出来ると思う。
これ以上大きくなると逆に使いづらく、また邪魔になる可能性が高くなります。あくまでも僕個人の意見ですけどね。
シース(鞘)もしっかりしていてナイフをすっぽり包んでくれます。
逆さにして振っても、そう簡単にナイフが抜け落ちるようなことはありません。
このナイフは日帰り登山や管理されたキャンプ場では最近あまり活躍しなくなりました。。
まず日帰り登山で刃物を使うシーンからするとちょっとオーバーサイズかなと思うので最近は持って行かなくなりました。
またキャンプ場では料理の時にもっとも刃物を使いますが、車に包丁を積んで行くのでそれを使います。特化した道具の方が使い易いに決まってますね。
僕がこのCOLTを 必ず持っていくのは、山奥でテント泊をする時です。これが楽しくて楽しくて。
山奥にそれぞれに特化した道具(包丁、ハサミ、、etc)を持っていくわけにはいきませんね。
だからなるべく多くのことを最小限の道具でこなさねばなりません。
それに最も答えてくれるのがこのナイフ❗️
木を削ることもあれば料理を混ぜたり、それを口に運んだり、山菜摘んだり。
緊急事態の時は穴を掘ったりもしました。
ここで言う緊急事態とは、、、
野グ〇です。はい・・・(;´д`)
ということで、愛着と信頼と冷汗がしみ込んだ一本です。ガンガン仕事をこなしてくれて、しかも美しいからたまりませんなぁ。
⑥【ウェンガー】ソルジャー 刃長:7㎝


日帰り登山、魚釣り、キャンプ、旅行、、、etc
僕が最も長い時間を共にしたと言えるナイフ。
ウェンガーがスイス軍に正式支給しているモデル、それがこのソルジャー。
同じスイスの有名メーカーであるビクトリノックス社も、全く同じモデルを製作しスイス軍に支給しています。
この類のナイフをひっくるめて『アーミーナイフ』と呼ぶことがありますが、それはこのソルジャーから来てるのです。
ウェンガーやビクトリノックスと言えばボディーが樹脂製の赤や青色のものを良く見かけますが、ソルジャーはボディーがアルミ製でずっしりと存在感のある一本です。
また、ナイフについてるロゴマークは、ソルジャーに限ってはウェンガーではなく、スイス軍のロゴマークになってます。
このようなツールナイフはさまざまな道具が付いていますが、ソルジャーはシンプルな4丁出し。


ナイフ、缶切り、栓抜き(頭は-ドライバー)、リーマー(穴あけ)の機能がありますが僕が実際によく使うのはナイフが一番多いです。
現在の日本では缶切りも栓抜きもあまり必要なくなりましたね。
でもこれが海外旅行などに行くと、場所によっては必携になることが多いのです。
個人的には缶切りの部分は夏ミカンの皮むきに最適かとww
あとリーマーは、ほどけなくなったロープをほどくときに良く使います。
大きさは右の写真でわかるとおり、ライターより一回り大きいぐらいです。
どこにでも持っていくパートナー。 一生ものです。
余談ですが2008年にソルジャーはフルモデルチェンジしています。
でも僕個人としては、今持ってるソルジャーが好きだな。
⑦【ビクトリノックス】スーベニア 刃長:大 5.5cm 小 3cm


2か月ほど前に手に入れたおNEWです。
ナイフを買うのは10年ぶりぐらいかも・・・
値段は1500円程度とお手頃です。
このスーベニアはビクトリノックスの中で最もシンプル、軽量モデル。
大小のブレード2枚のみです。
いっけん見た目がソルジャーに似てなくもないですがいますが、一回り小さく、重量もソルジャーが約70gに対し、スーベニアは約20g。
薄さを比較すれば一目瞭然ですね。


紐を通して首にかけていても違和感がありません。
小さいですが、普通の登山ならこれぐらいのサイズがちょうどいいと思います。
とにかく軽いです。
小さいからと侮るなかれ
皆さん女性登山家の田部井淳子さんをご存知じですか?
女性では世界初のエベレスト登頂、同じく女性世界初の7大陸の最高峰登頂。
僕なんかからすれば、怪物級にすごい有名な登山家です。
(先日うちの近所に講演会にいらっしゃったので もちろん行きました)
ある雑誌か本かの取材で
「世界的に難度の高い山に遠征する時、どのようなナイフを携行するか」
との問いに対し、田部井さんは、、
「ビクトリノックスのスーベニア」と答えました。ヽ(゚Д゚)ノ
世界の高峰に挑むアルピニストのナイフと聞けば、ごっつい感じのシースナイフ?
と妄想してしまいますが、
偉大なアルピニストが必携としたのは、ビクトリノックスの中で最もシンプル、軽量
なスーベニアだったのです。
通販で1500円程度です。
テント泊中、雪崩に遭ったときにすぐ使用できなかったなどの実例があり、それ
以降 山ではこの使いやすいスーベニアを24時間首から下げているそうです。
そして隊員達にもそれを義務付けていたそうですよ。
ナイフでご飯も食べればコーヒーなどを混ぜるのにも使うそうです。
とにかく田部井さんがもっとも重視するのは、軽さ・シンプル・操作性・だそうです。
僕も山での雪中テント泊は大好きだけど、安全な平面を選り好んでテント設置する
ので雪崩の心配はありません(;´д`)
田部井さん達は偉大なてっぺんを目指す過程で、やむを得ず露営するのでしょうが
僕は大自然の中で、少しの物音にもビクつきながら恐怖の一夜を過ごすのが好きなだけの ただのM男くんなのです。(;´д`)
ということで僕が今まで、そしてこれからも使うであろうナイフ達は以上になります。
長々となりましたが、読んでくださった方々 どうもありがとう!
使っては研ぎ、また使っては研ぐ
父親の影響で道具としてのナイフの素晴らしさを知りました。
愛着ある素晴らしい道具を手にすることは
それだけで人生を少しだけ豊かにしてくれる
そんな気がする僕は、ちょっと大げさでしょうか。

-END-
【皆さん】
日本には銃刀法という法律がありますので刃物の
携帯にはくれぐれも気を付けてくださいね
またいつかそのことについても書きたいと思います
タグ :アウトドアナイフ